5/29/2011

木登りジャケに駄盤なし!-その6

恋のチャンス / B・B・S (ブラック・ビューティー・ストンズ)
表ジャケ
裏ジャケ










和製ハニ−コーンとも呼ばれるアフロ・ヘヤーな3人娘が74年に放った大傑作。
メンバーはケリー宇佐美、キャサリン中根、倉持ゆりでみんなアメリカ黒人と日本人のハーフなの。幻の名盤開放同盟では黒いゴールデン・ハーフなんて言われています。
筒美京平×橋本淳によるソウルに満ち溢れたナンバーで、これは後にガールズ歌謡ソウル・グループのポピーズに歌い継がれていきます。

木登り度:★★★★☆
この登りっぷりはオプティミスティックスをも彷彿させるほど素晴らしいではないでしょうか?
しかも一番上は手を添えずに立ったままで危険度も高得点でしょ。
3人全員登っていれば・・・というのが返す返す悔やまれる・・・。
<恋のチャンス/B・B・S>

情報提供:Blues'n curtainさん

5/28/2011

木登りジャケに駄盤なし!ーその5

heart & soul / JOHNNY ADAMS

みっちゃんからの投稿であがっていますが、木登り写真がなかったので補完します。
ジョニー・アダムスはニューオーリンズのR&Bシンガー。
デビュー・アルバムになる69年リリースの本作は誰もが知る名盤として名高い。
とにかく必聴盤なのですよ。

木登り度:★★★★☆
表ジャケはどの木に登ろうかと詮索している様子が良く出ています。
裏ジャケで満面の笑みで堂々と大木に登っりきっています。
しかも!ピンクのマフラーがあまりにもキュートです。

情報提供:文ちゃん&ユリさん






木登りジャケに駄盤なし!-その4

TODAY !!  /LENNON SISTERS
超キュートなレノン・シスターズ、68年にリリースしたガールズ系ソフト・ロックの名盤だ。
フォーシーズンズのフランキー・ヴァリがソロで歌ってヒットした「Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」やリンダ・ロンシュタットもカバーしたモンキーズのマイク・ネスミス作「DIFFERENT DRUM(悲しきロック・ビート」など収録。キュンと胸が熱くなること間違いなしの1枚。

木登り度:★★★☆☆
実際には1人しか登っていないのだが、とても爽やかな木登りジャケに仕上がっている。
思わず木の下に仰向けスライディングがしたくなっっちゃうわ!

情報提供:nobichan

FUNKY SUPER FLY /BOBBY WILLIAMS 
人は彼をフロリダのジェイムス・ブラウンと呼ぶ!
74年リリースのボビー・ウィリアムスのファースト・アルバム。
本家を凌ぐシャウトとダイナマイト・ファンク炸裂の本作はやはり名盤である。

木登り度:★★★☆☆
紙ジャケP-Vine盤でこっそりと登っている姿を発見した時は正直嬉しかった。
とっても笑顔だし、ご満悦な感じがタップリ伝わってくる。
本家J.B.も登ったりしていたのだろうか・・・?

情報提供:nobichan

ROCKIN' ROBIN /BOBBY DAY 
58年に全米2位をマークしたrockin'robin収録の本アルバムが駄盤な訳ないでしょ。
テキサス出身のロッキンなR&Bシンガーはマスト・アイテムよ。

木登り度:★★★★★
かなり高い位置で素晴らしい安定度を保ち、尚且つ鳥と戯れるこの余裕はリードーシーをも凌ぐ勢いだ!れこは文句なしの満点でしょう!
鳥といってもフクロウやオウム、カラスなどツワモノな奴らにボビーは気さくに話かけている。
このジャケを電車の中で思い出すザディ子さんにも脱帽したわ!


情報提供:サディ子

木登りジャケに駄盤なし!ーその3

Changing Horses / the Incredible String Band  
66年にデビューしたイギリスのフォーク・バンドの6作目にあたるアルバム。
69年リリース、サイケデリック・フォークの名盤として誉れ高い1枚であります。
見るからにヒッピー系といった感じですよね~。

木登り度:★★☆☆☆
ツイスター・ゲームのように4人が入り組んで登っているように見えるが、
実際に登っているは1人か2人のようだ。
それと位置的には低く危険度は弱いと見た
楽しく木の枝をへし折ろういう、自由なヒッピーの心意気は賞賛に値する。

情報提供:nobichan

The Ark / Chad & Jeremy
60年代半ば活躍したイギリスのフォーク・デュオで、68年リリースの9作目にあたるアルバム。
プロデュースはビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンの共作者としても名高い
ゲイリー・アッシャーだ!60年代後半、カート・ベッチャー関連の作品でも重要な人物。
それ故、凝りに凝ったアレンジ満載のフォーク/ロックとして文句無しの名盤と言われている。

木登り度:★☆☆☆☆
イギリスの親父軍隊さんがここまでどうやって登ったか・・・。
はたまた乗り物が木にひっかかっただけか?
裏ジャケは大木があるもチャドもジェレミーも知らんぷりしているのが悲しい。


情報提供:nobichan

Fresh Maggots
フレッシュ・マゴッツもイギリスのフォーク・デュオで、71年リリースの彼ら唯一のアルバムがこれ。
幻想的なフォーク・デュオでアコギにファズ・ギターやストリングが絡んだサウンドは癖になる。
しかも当時19歳の2人がこしらえたものとはとても思えない一品だ。
60年代後半から70年代に活躍したブリティッシュ・ロックのアルバム・ジャケを手がけた
マーカス・キーフの作品ということも名盤たる所以だ。

木登り度:★★☆☆☆
幻想的な美しさは素晴らしいが、登るというより木をつたっての感じは否めない。
左の少年はブランコのように座っているが、落ちることは全く考えていないのだろうか?
 
情報提供:nobichan

Synanthesia


イギリス、アシッド・フォーク・グループのシナンセシアが69年にリリースした1枚。レア盤の誉れ高し!
基本はアコギ・サウンドで、そこへリコーダーやフルートやらフィドルを絡めて、のんびりしたなかにもサイケなひと時を過ごせる逸品です。
英国フォーク界では有名なSEPTEMBER PRODUCTION関連の作品の1つ。


木登り度:★☆☆☆☆
登ってる感はあるにはあるが、果たしてこれは木なのだろうか?
どうしてもマタンゴを思い出してしまうのは私だけか・・・。
情報提供:nobichan

5/26/2011

汗まみれ

汗をタップリ出して歌う姿って、グッと来ちゃいますよね。
James Cottonが汗まみれでRocket 88を歌うこの姿ってグッと来ちゃいます。
 

 週末ヒロイン ももいろクローバーが汗まみれで歌う姿もグッときちゃいます。
  

私にとっては、どちらもとっても大好きなアイドルなのよね!

あっ!ももいろクローバー(現在:ももいろクローバーZ)知らない方はこちらを観てね!
奇想天外でアクロバティックな彼女達のパフォーマンスはジワジワと笑いがきちゃうのよ。
キャッチーなサビをどんな状況でもはめ込んぢゃう曲の数々もクセになっちゃうわ。
  

この曲なんて、サビが99%「コ」しか歌ってないわ!覚えやすすぎて仕方ない・・・・
ということで、完全にももいろクローバーに洗脳された乃美枝でございました。
そうそう、今日、誕生日だったのよね。


5/22/2011

2011年5月29日(日) Live情報

ディープ・ソウルな ライブやります。みなさん遊びにきてくださいね。

5月29日(日)
Teacher and 稲荷町食堂ブルースバンド
OPEN 18:00/START 19:00
CHARGE:1200円+オーダー

中野BrightBrown  
東京都中野区中野5-59-9
湯澤第二ビル2F
JR中野駅北口出てサンモール内コージーコーナーの路地を右に曲がり隣のビルの2F
☆ JR中野駅北口より徒歩2分。
Tel:080-3024-4685

オ〜ソーレーミィーヨォ〜な感じでどう?

5/18/2011

木登りジャケに駄盤なし!....か? その2

まだあります。木登りジャケ。
The Jayhawks  1995年 「Tomorrow the Green Grass」。




















メンバー全員で登ってます。
もちろん名盤です。 (No.3)

木登りジャケに駄盤なし!....か?

かつて、ハートジャケに駄盤は無い!と言う事を「ハートジャケナイト」というDJイベント(イベント欄をご参照下さい)で見事実証したブルース婦人部でありますが、今回のお題は「木登りジャケ」です。
まずはこちら。
ジョージ・カーpresentsスウィート・ソウルの名盤、Optimistics。日本盤では「あまいきむち」(?!)のタイトルでもお馴染みです。
そしてこちら。
ニューオリンズ発の元祖"Yes We Can"、Lee Dorsey。かなり高いところまで登ってます。
 この2枚があまりにも名盤なので、もしかしたら「木登りジャケ」にも駄盤がないのか?となった次第。

さて、私が見つけてきたのはこちら
フロムUKのちょいとサイケなロックバンドKaleidoscopeです。イギリスらしい幻想的な木登りです。
他にもブルース婦人部で収集した「木登りジャケ」の数々、どうぞご覧下さい。もちろん駄盤なし。(これらの発掘にはBooneyさん、Blues'n curtainさんの多大なるご協力を賜りました。有り難うございました)
ジャクソン5
テンプス
シャンデルズ
知世ちゃん!
パラダイス銀河、収録!
イラストもOK
知る人ぞ知る、アフロヘアーのアイドル・グループ
ナンシーも裏ジャケで登る

ジョニーも裏では登ってるんです。画像が無くてスミマセン。お手元のアルバムでご確認下さい。
なぜ人は木に登ってしまうのか。レコードのジャケット撮影といえば、ここぞ!の写真だと思うんだけど、そんな時に木登り?そのあたりにも想いをはせつつ、あなたの知っている「木登りジャケ」を是非教えて下さい。
本当に駄盤はないのか?!


 
CCRよ、何故に登らなかった。これは「木登りジャケ」とは認定されませんでした。非常に惜しまれます。

●●今週の当番:轟 美津子

5/15/2011

ソウルでファンクなキャンディーズ



トリオで歌って踊る。

1人増えただけなのに、目にも耳にも、コンビの2倍、3倍の華があります。

ジミヘン、S.R.V.、ハウンド・ドッグ・テイラー、
ビッグ・スリー・トリオ、ヘゼカイア&ハウス・ロッカーズ・・・
ロックやブルース、果てはジャズは言うまでもなく。
トリオ芸の美学を挙げ始めれば枚挙にイトマがありません。

******余談:googleで「ミシシッピ、南部、トリオ」で検索。

すると、一番最初に表示されたのは
南部五郎さんのトリオ・ザ・シャーマンであった



コントでもトリオは難しいらしいのですが、
それだけに駆け引きのタイミングが決まったときには
ストーリーも十二分に膨らみます。

現代のJ-POPにはPerfumeという団体芸の美学を匂わせるトリオがいますが、
私の世代なら、断然キャンディーズ!

彼女たちが、シュープリームス*に憧れていた、という話は今やよく知らていますが
特にミキちゃんは熱心なソウル・ファンだったとか。

(*最近スプリームスって書くんだよねぇ。でもキャンディーズはシュープリームスって呼んでたはずだし何より、シュークリームのようにスイーツな感じがして私は、シュー呼びの方が好きです)



「レコードが出る前にテープをもらってその中から選んだ」と前置きして歌うのが「Sir Duke」。レコードとはもちろん、スティーヴィーの『Key Of Life』ですね。1976年のぎんざNOWということでしょうか。


◇Sir Duke




これを見つけたときは、個人的な思い出とリンクしてちょっと感激。
というのも、バックを務めるM.M.P.は、あのスペクトラムの前身として
知られていますが、私は77年春の野音で
上田正樹+永井隆+妹尾隆一郎+ホーンスペクトラムでの
「Sir Duke」を聴いてるんです。
サポートは「チェインギャング」。
ウエストロードとブルーヘヴンの間に位置するバンドで、
吾妻さんもいたはず。

私は逆にスティーヴィーを後追いしているので
なんてワクワクさせてくれる曲なんだ!と、はじけちゃったのを思い出します。
デューク・エリントンという人を知ったのも、このとき。

いや、いろんな意味で思い出に残る曲なんですね。

そして改めてM.M.P.というバンドの素晴らしさを思います。
またそのホーン入りバンドの生演奏をバックに
巧みではないにしろ
歌って踊った当時のアイドルのパワーは
やはり並大抵のものではありません。


彼らについては、「We Love M.M.P.」として
まとめている方がいたのでリンクさせていただきます。

キャンディーズの解散コンサートのどアタマが
E.W.&F「Jupiter」で、2曲目が「Play That Funky Music」。
前半はほとんどはファンクだったともいう話は
もはや伝説化していますが
こうしたステージもM.M.P.との
息のあったバンド・サウンドあってこそ
だったのですね。

当時、最先端の音がファンクやソウルだったのですから
若いキャンディーズが惹かれるのは
当たり前といえば当たり前なんだけど
あの3人が、太もも出して
ディスコ・サウンドを踊っているのを見ちゃうと
やはり少々衝撃なのです。

ジュピターの衣装から
普通の女の子の衣装になったのかなぁ。
妙に納得。その「ジュピター」はこちら。


◇Jupitor

以前、大西ユカリさんにインタビューしたとき
「ちっちゃい頃聴いてきた歌謡曲も、今気づいたらソウルやない」
という趣旨のことをおっしゃっていましたが
私たちの世代は、知らぬ間に
豊潤な洋楽のエッセンスを耳して育ってきたんですよね。

なにやらいろいろ貼り付けてしまいましたが
ファンク云々を別にしても
キャンディーズのヒット曲は大好きです。
うむむ6月8日に発売されるキャンディーズのベスト盤、買おうかなぁ・・・


◇Shake It Your Booty

◇音だけですが「プラウド・メアリー」

◇オマケ:彼女たちもトリオだ!そして、どうですか!このバックダンサー陣!
「ソウルこれっきりですか」


●●今週の当番: 妹尾みえ

5/10/2011

Love Love Lord Emsworth

イギリスのユーモア小説の大家、P.Gウッドハウスがたいそう面白い。

私のお気に入りはエムズワース卿シリーズだ。
エムズワース伯爵の身辺で起こるちまちまとした困った出来事に「脳みそが綿菓子のような」殿様が難儀する物語。これが、くすくす、では収まらない、ギャハハハとつい馬鹿笑いしてしまう爆笑小説なのだ。

といってもこのエムズワース卿、落語に出てくる赤井御門守のようなイッちゃってる殿様ではない。

ご本人に別段意図もなく、美しい庭と平穏な生活を愛してるだけなのに、ただ愛読書「豚の飼育」を静かに読んでいたいだけなのに、なぜか物事が妙な方向に行ってしまう気の毒な殿様なのだ。
そして脇役達の個性も秀逸。というか、この脇役達こそが揃いも揃って我が愛すべき殿様を煩わせるのだけど。

読んでいて思い出すのは落語「天狗裁き」。
ギャグ(またはボケ?)らしきものはほとんどなくストーリーがただ展開するだけでそこはかとなく(なのにギャハハハ)可笑しい。そこがとても上品なかんじのする(なのにギャハハハ)お話なのである。

エムズワース卿は細身でおっとり(ぼんやり)したおじいちゃん、ということで、私の中のイメージはもう完全に益田喜頓です。

この作家、1881年(明治14年!)生まれで主要作品は1920年〜1950年代。そんな昔の?と思うことなかれ。落語と同じ、センスに時代は関係ないのだ。
“エムズワース卿もの” と並ぶ代表作 “ジーヴスもの” も面白い!

蛇足ながら、読んでみようと思われた方、文藝春秋PGウッドハウス選集をお薦めする。国書刊行会のウッドハウスコレクションもあるが、翻訳文に、例えば「癒し系」といったような「今風の言い回し」が散見されてがっかりさせられる。気難しいババアの私はこういうのがどうにも気になってしょうがないのよ。(No.3)





5/04/2011

2011年5月7日(土) Live情報

ライブやります。みなさん遊びにきてくださいね。

5月7日(土)

妹尾隆一郎 & his Blues Unity
OPEN 19:00/START 20:00
CHARGE:2500円+オーダー
出演:
妹尾隆一郎(hrm & vo) グラ小椋(g.vo) 仲瀬久幸(b) 中山さちや(ds)
ゲスト:白庄司孝(as)

Rooster NorthSide
http://ogikubo-rooster.com/north/index.html
〒167-0043 東京都杉並区上荻 1-24-21 協立第51ビル B1
電話・FAX:03-5397-5007
JR荻窪駅北口を出て青梅街道を左(田無方面)に向かって徒歩5分

妹尾隆一郎公認サイト:http://www.geocities.jp/weepingharp_senoh/

                                       nobichan ドラムを叩くのよ