8/28/2012

DJ会のお知らせ



「残暑」の言葉がこれ以上ないくらふさわしい毎日ではございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、DJ会のお知らせです。
4年ぶり(!)となる婦人部主催のDJ会を922日(土)、武蔵小山の素敵なソウルバー「サザンウィンズ」(03-6426-4359)で開きたいと思います。お題は「ブルース婦人部のこれ、聴きなさい」。

DJ会といっても、婦人部の面々が勝手に勧める曲を好き勝手にかけるだけ。ジャンルしばりなし、媒体しばりなし、時間しばりなし、というなんともゆるり~んな会なのです(ふやけたあたしたちをビシッと締めるべく、ゲストで有名DJが登場するかもしれません)。

予約(チャージ1000円、軽食&ワンドリンク付き)ご希望の方はコメントまでご一報を。もちろん、ご予約なしでもOkay。お気軽にいらしてください!




No. 7 aoi

8/21/2012

似てる?!その9 あなたの隣の似てる

オリンピックを見ては「この選手、誰かに似てる・・・」とゲームそっちのけで考え、ライヴに行っては「あのキーボード、どこかで見たことがある・・・」と音も聴かずに悩む。そんな「似てるシンドローム」にかかってしまった皆さん。見逃しちゃあいませんか?そう、あなたのすぐ隣にいるその人こそ。誰かに似ていると言うことを!

ブルース婦人部にもいました!
English Teacher aoiが「似てる・・・、確かに似てる・・・」と気づいたのが、この二人。
トークボックスで神への愛を歌うBryan Mr.Talkbox Chambersと、我らがブルース婦人部の黒太鼓ノビエちゃんです。









説明は要らないでしょう。
似てます。

さあ、あなたももっと身近な人をちゃんと見て。
きっと気づいていないだけ。見つけたら、すぐに教えて下さいね。





●●●轟 美津子




8/20/2012

MOJOを買いにメンフィスへ行こう。




MOJO

MOJOはブルースに親しんだみなさんにはおなじみの言葉ですよね。
そう、あの名盤、げんこつドーンの「Mojo Hand」のMOJOです。




マディ・ウォーターズもGot My Mojowarkin’ と歌っています。
他にもたくさんのブルースの曲で歌われていますが、なんとなく知っているようでよくわからないMOJO

OJOとはなにか?

MOJOはヴゥードゥー教のお守り、まじない、魔法、呪い、呪文といったもののことです。
だからライトニンもマディも「ルイジアナに行ってMOJOを手に入れるぜ」と歌っていますよね。

そこから転じて、(この転じてのほうが圧倒的に多いのですが)個人の魅力、権力やお金を手に入れる力、異性に対する魅力、XXしてトリップしたかんじ、あるいはXXXしたときの快感、XXする際のXX、またXXXXする力、XXしたときのXXなどなど、あらゆる(あまり健全ではない)「かんじ」を表現するのに自在に使われています。

あのオースティン・パワーズもMOJOをなくしたとたんにヘナチョコになっちゃいましたよね。

でもMOJOってなんとなく、宗教的な、抽象的な、観念的な、概念的な、精神的な、そういったものだと思っていました。

ところが、MOJOを売っているお店があるというのです!

歌手の山崎まさよしがロバート・ジョンソンの足跡をたどるというドキュメンタリー番組(1999年)の中で、メンフィスにある「A.Shuwab's」というお店でMOJOを買うというシーンがあったのです。



この番組にはハニーボーイ・エドワーズが「ブルースで大事なことは頭の中の物語を表現することさ」
と語るシーンもある。くーっ、かっこいい。



MOJO Bag
それは小さな赤い袋に、その人の願いに合わせて石やハーブや動物の骨なんかを組み合わせて入れたものなのですが、まるで症状や好みにあわせてブレンドしてくれる漢方薬かハーブティーみたいです。


そもそもMOJOは「フランネルの袋に入っているヴゥードゥー教のお守り」なので、まさにそのもの、考えてみれば不思議でもなんでもないのですが・・





私のイメージは、MOJOはなかなか見ることもかなわない、ましてやおいそれとは手に入らない、手に入れるためにはルイジアナの森の中にいるヴゥードゥーの巫女かなんかのところに行って、怪しげな儀式などもしなければいけない、そういうものだったので、そんな神秘的なものだと思っていたものがお店で買える、なんていうと、なんだか、ちょっと・・・ねぇ・・・

例えば宇宙人モノの映画なんかで、姿が見えないぶん恐怖がじわじわと迫ってきていたのに、宇宙人が古典的な姿で登場したとたんダヨーンとしてしまう、あのかんじをちょっと思い出してしまいます。

しかしながら、買えるものなら欲しい!

ああメンフィスのシュワブ、MOJOを売っていると知っていたら買ったのに!
実に残念!
今度行ったら絶対に買おう!(どんなMOJOにしてもらおうかな・・・アレをアレできるものとか・・・)


ところで、メンフィスはビールストリートにあるこの「A.Shuwab's」というお店はとってもへんな店なのです。
本当に本当にものすごーくヘンな店です。おそらく世界一へんな店です。

Dry Goods Store (これもわかりやすそうでよくわからない)ということなのですが、要するにありとあらゆるもの、なんでもかんでも売っているのです。(だからMOJOくらい売っていて当たり前なのか!?

なんといっても店のモットーが
"If you can't find it at Schwab's, you're probably better off without it."
「もしシュワブでそれが見つからなかったら、たぶんそれなしで豊かな暮らしができます」
なんですから。


メンフィスにご旅行の際はあなたもシュワブでMOJOをお買い求めになってはいかがでしょうか。



A.Shuwab's




















163 Beale Street, Memphis, TN 38103 




今週の当番:No.3 bunyayurisses




8/12/2012

ブルース歌謡放浪記:ご当地編(第5回)

ふらふらと各地のご当地ブルースを紹介する「ブルース歌謡放浪記」。
今回はこちら!

■宮崎ブルース/大月 みやこ


 
・作詞:木下龍太郎/作編曲:小西悠史/演奏:キングオーケストラ

・C/W:夫婦流し唄(
作詞:矢野亮作/作編曲:西脇功作)
 

・レーベル:キング、番号:BS-1650 1973年5月リリース
 
九州は宮崎にやってきました!
春になるとプロ野球のキャンプで賑やかになる暖かいイメージのあるところだわ!

軽快なハチロク・テンポにのってストリングスと咽ぶサックスが掛け合うイントロが意外に爽やか。しかし、歌はとっても切なく、どうしても別れることになっちゃって、よせばいいのに新婚旅行で廻った宮崎の名所を再び訪れ、「女にゃつらい」と嘆きまくる。
そうそう、宮崎ってところは南国情緒タップリなので、新婚旅行先としてとっても人気があったのよね!そこには、カップルや夫婦からニオイ立つブルースが組んず解れつしちゃっているのもわかるわー。
日南の梅、都井岬、日向灘といった名所や、悲しい椎葉の物語も歌詞に織り込んでご当地度は満点に近いのよ!

そんな女の情を苦節20年にしてようやっと紅白出場を果たした大月みやこがグイッと歌い上げてるの。なんとこの作品が49枚目のシングルで、多作家のウィリー・クレイトンもビックリよね。

さらにブルースがダンス・ミュージックってのも忘れていない一品なのよ!
日本舞踊の藤間小伊咲先生の振り付けが最高!
なんと言っても解説が凄い!
「ハッと前を見て右袖の中に左手をつつみこみ」とか
「しゃがんで砂よせ、指の間からパラパラ落とす」とか。
ね!とっても踊ってみたくなったでしょ?
さぁ!みんな踊るのよ!
















By のびちゃん

8/11/2012

新着。健一ルーム


はやくもVOL.3到着。

佐々木健一ルーム

ロンドンオリンピック、男子サッカー

関塚ジャパン 躍進の陰に宮城の地酒あり??



8/03/2012

健一ルームOPEN!


ご存じ!仙台の若旦那?!「いづみや」佐々木健一さんの
特別ルームが婦人部特別サイトにオープンしました。


仙台の酒屋「いづみや」といえば、その昔は“
ゴスペルが聞ける酒屋”として
ブラック・ミュージック・ファンのハートをつかんだ酒屋さん。

今はゴスペルに限らず、歌謡曲からブルース、ジャズ、ロック、
古いものを
中心にあれやこれや店でかけたり、かけなかったりしながら
佐々木健一さんが店番しています。

私が、初めて健一さんと知り合ったのは
なんとなんと30数年前。
『ザ・ブルース』誌に掲載された投稿に連絡をくださった一人が
健一さんでした。

あのころはゴスペルのテープを送ってもらうことが多かった。
友だちはブギ・ピアノかな。

大学生になって友だちと2人で仙台に訪ねていったとき
そうだ、あのころはまだ新幹線も走ってなかった・・・
青葉城に行ってみたいと言ったら
健一さんは青葉城に行ったことがなかった・・・・

当時はそんな感じで、音楽にしか興味なしという風情でしたが
最近はもう映画からサッカーから地理、世界の言葉の話まで
とにかくどこまでいくんだ!というくらい幅広い。

そして、そして。なんといっても酒屋としてのこだわり。

コンビニにすることもなく、ネット販売もせず(
そもそもPCがない)、
でもその確かな目利き(味利き)で宮城の地酒を全国に販売中!
いやぁ~、これが日本酒は苦手・・・と思っていた私たちでも
おいしい日本酒なんですよ。

これからもブルース婦人部は、
そんな健一さんの心意気を応援していきます。

今回も、婦人部の無理なお願いにもかかわらず
原稿を送ってくれてありがとう~!

いづみや
〒980-0001 宮城県仙台市青葉区中江2丁目15-17