8/12/2012

ブルース歌謡放浪記:ご当地編(第5回)

ふらふらと各地のご当地ブルースを紹介する「ブルース歌謡放浪記」。
今回はこちら!

■宮崎ブルース/大月 みやこ


 
・作詞:木下龍太郎/作編曲:小西悠史/演奏:キングオーケストラ

・C/W:夫婦流し唄(
作詞:矢野亮作/作編曲:西脇功作)
 

・レーベル:キング、番号:BS-1650 1973年5月リリース
 
九州は宮崎にやってきました!
春になるとプロ野球のキャンプで賑やかになる暖かいイメージのあるところだわ!

軽快なハチロク・テンポにのってストリングスと咽ぶサックスが掛け合うイントロが意外に爽やか。しかし、歌はとっても切なく、どうしても別れることになっちゃって、よせばいいのに新婚旅行で廻った宮崎の名所を再び訪れ、「女にゃつらい」と嘆きまくる。
そうそう、宮崎ってところは南国情緒タップリなので、新婚旅行先としてとっても人気があったのよね!そこには、カップルや夫婦からニオイ立つブルースが組んず解れつしちゃっているのもわかるわー。
日南の梅、都井岬、日向灘といった名所や、悲しい椎葉の物語も歌詞に織り込んでご当地度は満点に近いのよ!

そんな女の情を苦節20年にしてようやっと紅白出場を果たした大月みやこがグイッと歌い上げてるの。なんとこの作品が49枚目のシングルで、多作家のウィリー・クレイトンもビックリよね。

さらにブルースがダンス・ミュージックってのも忘れていない一品なのよ!
日本舞踊の藤間小伊咲先生の振り付けが最高!
なんと言っても解説が凄い!
「ハッと前を見て右袖の中に左手をつつみこみ」とか
「しゃがんで砂よせ、指の間からパラパラ落とす」とか。
ね!とっても踊ってみたくなったでしょ?
さぁ!みんな踊るのよ!
















By のびちゃん

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