11/11/2012

ユニバーサル親爺


先日、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンってとこに遊びに行きました。

愉快なアトラクションやスヌーピー、キティちゃんに押し込まれつつ、ソウル的な路上ショーもあったりして、ブルース・ブラザース文化もギリギリ生き残っている感じでした。

そうユニバーサルといえば巨大レコード会社でもあります。
かのモータウンだって、ユニバーサルの一員です。

モータウンといえば、テンプス、マーヴィン、ダイアナ、スティービーにスモーキー…
キラ星のごとき幾多のスーパー・スターの超名曲たち。

しかし、ハロウィン・シーズンで賑わうUSJの園内BGMで繰り返し流れていた唯一のモータウン・ソングはこれでした。

 
 
清々しいまでの一発屋、ロックウェルが残した84年の逸品です。
当時、チャートでも上位に食い込んでたから、ご存じですよね。

“黒人=歌が上手い”という先入観を軽々と打ち砕く、もはや歌かどうかも定かじゃない驚きのヨレヨレ歌唱に乗るのは、マイケル・ジャクソンのコーラスというトゥー・マッチなラグジュアリー感。

そして、聴き終わると、ほぼ100%マイケルのキレキレの歌声しか覚えていないという、すり替えマジック。

このロックウェルさん、本名はケネディ・ゴーディといいます。
ゴーディ・・・!?
お気づきですか?
そう、このロックウェル、モータウンの創始者、ベリー・ゴーディJrの息子さんなのです。

我が子のハタチのお祝いにしちゃ、贅沢すぎるプレゼントです。
 
デビューさせるだけじゃなく、あからさまな人脈誇示も織り込むところに、父親の強い念を感じます。
そうか・・・
これは息子のお祝いを装った、オヤジの曲だったのかも。。

 

あ、そうそう、ゴーディ氏の息子といえば、ここ数年で大ブレイクしたエレクトロ・ダンス・ポップ・デュオ「LMFAO」の片割れもそうですね。(もう一人はゴーディの孫)
 
 
                    (メガネが息子、チリチリが孫)

この人気デュオも現在活動休止中。。
あのワンヒット・ワンダーな怪しさに近いニオイが漂います。
ま、余談ですけどね。


今回、あらためて権力というものの強さを学ばせていただきました。

サンキュー・ゴーディ! サンキュー・USJ! ハロー・キティ!

久しぶりにオトコの出世欲が刺激された大阪旅でした。
 
(ディス子)

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