先日、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンってとこに遊びに行きました。
愉快なアトラクションやスヌーピー、キティちゃんに押し込まれつつ、ソウル的な路上ショーもあったりして、ブルース・ブラザース文化もギリギリ生き残っている感じでした。
そうユニバーサルといえば巨大レコード会社でもあります。
かのモータウンだって、ユニバーサルの一員です。
モータウンといえば、テンプス、マーヴィン、ダイアナ、スティービーにスモーキー…
キラ星のごとき幾多のスーパー・スターの超名曲たち。
しかし、ハロウィン・シーズンで賑わうUSJの園内BGMで繰り返し流れていた唯一のモータウン・ソングはこれでした。
清々しいまでの一発屋、ロックウェルが残した84年の逸品です。
当時、チャートでも上位に食い込んでたから、ご存じですよね。
“黒人=歌が上手い”という先入観を軽々と打ち砕く、もはや歌かどうかも定かじゃない驚きのヨレヨレ歌唱に乗るのは、マイケル・ジャクソンのコーラスというトゥー・マッチなラグジュアリー感。
そして、聴き終わると、ほぼ100%マイケルのキレキレの歌声しか覚えていないという、すり替えマジック。
このロックウェルさん、本名はケネディ・ゴーディといいます。
ゴーディ・・・!?
お気づきですか?
そう、このロックウェル、モータウンの創始者、ベリー・ゴーディJrの息子さんなのです。
我が子のハタチのお祝いにしちゃ、贅沢すぎるプレゼントです。
デビューさせるだけじゃなく、あからさまな人脈誇示も織り込むところに、父親の強い念を感じます。そうか・・・
これは息子のお祝いを装った、オヤジの曲だったのかも。。
あ、そうそう、ゴーディ氏の息子といえば、ここ数年で大ブレイクしたエレクトロ・ダンス・ポップ・デュオ「LMFAO」の片割れもそうですね。(もう一人はゴーディの孫)
この人気デュオも現在活動休止中。。
あのワンヒット・ワンダーな怪しさに近いニオイが漂います。
ま、余談ですけどね。あのワンヒット・ワンダーな怪しさに近いニオイが漂います。
今回、あらためて権力というものの強さを学ばせていただきました。
サンキュー・ゴーディ! サンキュー・USJ! ハロー・キティ!
久しぶりにオトコの出世欲が刺激された大阪旅でした。
(ディス子)
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