12/26/2013

どうにもとまらない

みんな、English喋ってる? というわけで、久方ぶりに再開しました「ブルース&ソウルで英語」。So, how’s everything been goin’?

クリスマスは終わったけれど、マテリアル・ガールズ&ボーイズにとってはtemptations多き日々がまだまだ続きますね。先立つものはないけれど、とっても欲しかったあれこれを目の前にしたとたん、自分を抑えられなくなる。その気持ち、ええ、お察しいたしますとも。もちろん、英語にもぴったりのフレーズがございます。それがI Can’t Help Myself(訳例「もう辛抱たまらんよ!」)。お目当ての逸品名品を前にひとり葛藤中のあなた、モータウンが誇るいけてる男四人組による軽快な歌唱をイメージして呟けば、背中を押してもらえること、請け合いです。



宴続きのこの時期、飲食飲酒に目がない紳士&ご婦人にとっては、temptationsと戦う日々がまだまだ続きますね。控えなくちゃいけないのだけれど、カロリー&プリン体たっぷりの酒類肴類、sugar pie honey bunchな甘味類を目の前にしたとたん、自分を止められなくなる。その気持ち、ええ、お察しいたしますとも。もちろん、英語にもぴったりな表現がございます。それがI Can’t Stop~(訳例「ああ、どうにもとまらない」)。お目当ての一杯一皿を前にひとり葛藤中のあなた、ソウル界が誇る偉人による荘厳な歌唱をイメージして呟けば、背中を押してもらえること、請け合いです。



巷を歩けば、temptationsだらけ。だからといって、部屋でおとなしくしていても、安心はできません。たとえば、今日はたまっているレコードやCDを聴きながら自宅でゆっくり、なんて思っていたのに、いつしかネットで猟盤開始・・・・・・。その気持ち、ええ、お察しいたしますとも。どうやっても誘惑や欲望から逃げられないのならば、いっそのこと、No where to run, no where to hide(訳例「もはや、逃げも隠れもできぬ」)な事実を受け容れてしまってはいかがでしょう。モータウンが産んだ熱波娘衆によるちゃきちゃきな歌唱をイメージして呟けば、晴れ晴れした気持ちになれること、請け合いです。





 ではまた。皆さま、Have a good holiday! 

No. 7 aoi

12/18/2013

ブルース歌謡放浪記:ご当地編(第8回)

ふらふらと各地のご当地ブルースを紹介する「ブルース歌謡放浪記」。
今回はこちら!

■ 梅新ブルース /藤田まこと




















作詞:藤本義一/作曲:大橋節夫/編曲:川口真
 演奏:(コーラスと演奏)大橋節夫とハニー・アイランダーズ 東芝レコーディング・オーケストラ
・C/W:競馬音頭(作詞:大橋巨泉/作編曲:萩原哲晶/演奏:東芝レコーディング・オーケストラ)
・レーベル:東芝レコード、番号:TPー1568 1968年1月リリース

大阪は梅新にやってきました!
梅新は梅田新道の略なんだけど、新道自体は御堂筋に吸収されていまはありませんが、
梅田新道交差点ってのが残ってます。
この交差点、国道1号線の終点であり、国道2号線の出発点となっているのよ。
またオフィス街と北新地の高級飲み屋街がおそばにあるので、もう西や東やオフィスやスナックやらのブルースが渦巻くにきまってる場所なのよ。きっと!
ここに眼を付けるとはさすがよねー藤本義一さん!ラブ!
日本のハワイアンの大御所、大橋節夫によるこの曲は6/8調をベースとしたブンチャカ・リズムにハワイアン調の甘く怪しげなフレーバーが漂うムード・ブルースに仕上げられているわ。
藤田まことのクルーナー唄法はかなりの出来で、さすがディック・ミネの鞄持ちも伊達じゃないってことを証明しているのよん。主水では味わえない藤田まことの魅力ここにあり!

えっ!B面の競馬音頭が気になるって?競馬やらないやつは損損と音頭してますよ。
CD化されているので是非!

byのびちゃん

12/10/2013

横すわりジャケに駄盤なし!Season2ー1

あまりにも強烈な横すわりジャケがアップされたので、しばらく気を失ってしいましたわ!
ようやく気を取り直して、引き続き懲りずに、「横すわりジャケ」の世界を覗いてみましょう・・・


ジリオラ・チンクエッティ/ 愛は限りなく 他
#横すわり傾度:5
未だ続いているイタリアのサンレモ音楽祭1966年の優勝(大賞)曲に、それを歌うカンツォーネ界のマドンナ、ジリオラ・チンクエッティー嬢の麗しき横すわりをトッピングされた1枚よ!
体勢角度もバッチリで殊の外、清楚でかわいらしいじゃ、あーりませんか!
このまま一緒にプールに落ちたくなっちゃうじゃない!
しかし名前にインパクトあるわよね〜。










Oran 'Juice' Jones/ JUICE
#横すわり傾度:5
これが80年代のヒット・ソウル・バラードだ!と言わしめるThe Rainを含む86年のデビュー盤。でもね、2曲の70年代調スウィート・バラードで失神しちゃうわ!
そんなファルセット・ボイスのJuiceさんに横すわりで寄りすがり実は酒飲んでる毛皮オ・ン・ナよ。
怖い顔してもかないませんよ。暴発ね!











■Little Johnny Taylor/OPEN HOUSE AT MY HOUSE

#横すわり傾度:1
右手が肘掛けしてしまい、度数が伸び悩みです・・・。
リトル・ジョニー・テイラー、RONからのセカンド・アルバムにあたる本作もブルーズン・ソウルで大爆発の必聴版なのよ。
そんな爆発振りを肘掛けてニタつく姉御も迫力あるわー。












メリー・ホプキンス/悲しき天使
#横すわり傾度:5
1968年、当時18歳だったメリー・ホプキンのデビュー盤よね。
とっても世界的にヒットしたのよ!
アップル・レコードからの初のシングルで、その上ポール・マッカートニーのプロデュースときたら本来は正座するのが普通なんだろうが、そこを横すわりでバッチリコン!少々表情が堅いのはご愛嬌ってことで。













Nancy Sinatra/ BOOTS Nancy  Sinatra's ALL-TIME HITS 

#横すわり傾度:5
1986年Rhinoより編集されたベスト盤で、内容もいいね!いいね!1965年-1970年の彼女の美味しいとこどりになってるわ。
表ジャケでは「ちょっと脚かゆいのよね」的でいかがなものかと思っちゃうけど、裏ジャケのオネダリ顔で両手をつく横座りは辛抱玉乱のです。あ〜。









Pat Brown/For Your Information Only

#横すわり傾度:3
サザン・ソウル界よりパット・ブラウン嬢の登場です!2004年リリースされた通算5作目にてダイナミックな横すわりを披露!
どことなく怪しげな音程・・・が溜らなく癖になるブルーズン・ソウルな1枚よ。
ヘアーが透けて見えてるような気にさせる高等テクを持っているが、その微笑みがちょっと怖くて残念ね。










Patty Duke/Don't Just Stand There

#横すわり傾度:4
アメリカ女優さんの清楚な横すわり。笑顔もキュートこの上ないわね。
1965年産の表題曲は、甘酸っぱくてドリーミーなオールディーズ調バラードよ。
さすが「奇跡の人」で名を挙げただけのことはある横すわりっぷりよね。












 ■シルビア・クリステル/ジュリアンの誘惑

#横すわり傾度:2
ほとんど寝そべりですが、エマニュエルなので許してソーリー!
1977年リリースで来日時にレコーディングしたもの。
AGFコーヒーのテーマ曲なんだけど、TVで聴いた憶えが無いわ〜。でもエマニュエルだから許して〜!
昨年御年60歳亡くなられたのはホントに残念・・・













横すわり、次回もお楽しみに!!

by のびちゃん